糊で紙を奇数枚(通常3枚、舞扇は5枚)貼り合わせ、当て台(欅を輪切りにした作業台)を使い、扇形に裁断する。
手描きで扇面に絵つけをする。金銀箔置き、砂子の技法も使う。専門の絵師に依頼したり、版画手刷りのものを使うこともある。
濡れた木綿布で扇面に湿りを加え、折型に入れて扇面に折りをつける。
扇面の両端を少し折り曲げ、糊で貼る。
さし竹で中骨を入れる穴をあける。
せっ込み盤(板)に入れて地紙をしめ、折りぐせをつけ、形を整える。
断包丁で上下の余分な部分を切り取る。
折地の先へ金箔や金粉を付ける
中骨をひろげ、刷毛で素早く均等に糊をつける。
中刺しした穴に息を吹き込み、穴をふくらませて、 糊をつけた中骨を紙の間に差し込む。
親骨をあたためて曲げ、調子を整える。
(親骨の中央部がふくらみ、先端が締まって扇子の調子を整える。)
親骨の先端を切って、紙と長さを整える。
親骨に糸を通す穴をあける。
親骨に糊をつけ、地紙をはさむように貼り合わせる。
糸かがりをし、親骨を紙に固定させる。